ダウンロードアイコン

いたみの記録アプリ
ダウンロード

項目チェックアイコン

いたみのチェックシート

変形性膝関節症とは?

関節軟骨がすり減り、膝にいたみが生じる

「変形性膝関節症」とは膝関節が変形することで、いたみが生じるようになる疾患です

リスク要因として、加齢や肥満、生活習慣などが挙げられ、特に女性に多く見られます

● 変形性膝関節症とは

● 正常な膝関節
正常な膝関節のイラスト
● 変形性膝関節症の膝関節
骨膜の炎症、関節軟骨や半月板の摩耗、骨棘の形成などによって、いたみが生じる

変形性膝関節症とは、膝の関節が変形することで、いたみや歩きづらさなどの症状が出る疾患のことです。

膝関節は大腿骨だいたいこつ(太ももの骨)と脛骨けいこつ(すねの骨)の間にある関節です。膝関節の大腿骨と脛骨が接する部分には関節軟骨という組織があり、膝にかかる荷重を吸収する役割を果たしています。

その関節軟骨がすり減ってしまうことで滑膜に炎症が生じ、いたみが出たり関節の中に水がたまったり(関節水症)します。進行していくと刺激を受けた骨の組織が増殖してトゲ状の骨棘こつきょくができたり、軟骨の大部分がすり減って大腿骨と脛骨が直接ぶつかるようになったりすることで、いたみは強くなっていきます。

このいたみによって歩いたり立ち上がったりといった動作が難しくなり、日常生活にも影響が出てきます。

● 変形性膝関節症 リスク要因

変形性膝関節症のリスク要因としては、以下が挙げられます。

  • 女性である
  • 高齢である
  • 肥満である

また、以下のような生活習慣や既往歴がある場合も、変形性膝関節症のリスクが上がると言われています。

  • 膝に負荷がかかりやすい職業である
  • 過去に膝関節のけが(前十字靭帯損傷、半月板損傷など)をしたことがある
  • メタボリックシンドロームの特徴(過体重、高血圧、脂質異常、糖代謝異常など)がある

監修

高知大学医学部
整形外科学講座
教授

池内 昌彦 先生