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腰部脊柱管狭窄症のいたみを
「相談」しましょう

心身の健康のために、早めの相談を

腰部脊柱管狭窄症によるいたみ・しびれ、歩きづらさなどの症状が進行することで、ADL(日常生活動作)や心の健康などに影響が出てしまいます

QOL(生活の質)にお悩みがある方は、医療機関まで早めにご相談ください

● 全身の身体能力にも影響が出る

腰部脊柱管狭窄症によるいたみやしびれなどの症状が進むと、歩く・立つなどのADL(日常生活動作)に該当する動きが思うようにできなくなります。その影響で活動性が下がって運動不足に陥り、筋力や身体能力まで低下してしまうことがあります。その結果、ロコモティブシンドローム(骨・関節・筋肉・神経などの運動器に障害が生じ、移動機能が下がった状態。略称:ロコモ)やサルコペニア(加齢によって筋肉が減少し、身体能力が低下した状態)、フレイル(健康な状態と要介護の状態の間にある、加齢によって心身や社会性が弱まった状態)などになるリスクが高まります。腰部脊柱管狭窄症はロコモの原因疾患のひとつです。

気分がふさぐ高齢女性

ロコモやサルコペニア、フレイルになると、何もないところでつまずきやすくなります

● 不調によって心身ともにまれる

また身体面だけでなく、精神的にもストレスを抱えるようになります。国内の医療機関2177施設を対象としたある調査では、腰部脊柱管狭窄症の患者さんはそうではない人たちよりもストレスを自覚しており、仕事面での満足度も低い傾向にあることがわかっています。1)

心身の健康状態やQOL(生活の質)に関してお悩みがある場合には、医療機関へ早めに相談するようにしましょう。

  • 1)Sekiguchi M, Yonemoto K, Kakuma T, et.al. Relationship between lumbar spinal stenosis and psychosocial factors: a multicenter cross-sectional study (DISTO project). Eur Spine J 2015; 24:2288-2294.

監修

福島県立医科大学
医学部 整形外科学講座
准教授

二階堂 琢也 先生