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いたみを「相談」しましょう

いたみを 「相談」する

がんによるいたみは日常生活に支障をきたし、精神的な負担にもなります

いたみに適した薬物療法で生活の質(QOL)を向上させるためにも、いたみが生じたら主治医等に相談してみてください

● がんによるいたみの影響

がんによるいたみは睡眠や食事、移動、排尿・排便、入浴といった日常生活に支障をきたします。

眠れなくなった
食欲がない
歩きづらくなった

また、いたみが精神的負担になり、その負担がいたみの感じ方を強めるという悪循環に陥ることもあります。

● 適した治療薬を処方してもらうために

いたみは薬物療法でやわらげられる可能性があります。生活の質(QOL)の向上を目指すためにも、主治医等に相談してみてください。

がんの場合、神経障害性疼痛と侵害受容性疼痛は同じタイミングで起こることがあり、どちらのいたみか判別することが難しい場合があります。
自分のいたみに適した治療薬を医師に処方してもらうために、いたみに関する以下の情報をしっかり伝えましょう。

  • いたみの感じ方(どのようにいたむのか)
  • いたみが出る箇所(どこがいたむのか)
  • いたみが出た時期(いつからいたみを感じたか)
  • いたみが起こるタイミング(どのような行動・姿勢をとった時にいたむのか)
  • 感覚障害(感覚鈍麻、感覚過敏)を伴っているか など

監修

京都大学大学院医学研究科
腫瘍内科学講座・腫瘍内科
准教授/副科長

松原 淳一 先生