帯状疱疹後神経痛の症状
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帯状疱疹後神経痛の代表的な症状

帯状疱疹後神経痛では、
- 1. ❶ 皮膚症状は治っても残るいたみ
- 2. ❷ アロディニア(異痛症)
- 3. ❸ 痛覚過敏
などの症状がみられます。
❷❸は帯状疱疹後神経痛の特徴的な症状です
● 帯状疱疹後神経痛 主な症状
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1. ❶皮膚症状を伴わない「いたみ」
帯状疱疹による皮疹(発疹や水疱)は2~3週間程度で治まり、皮膚は元の状態に戻っていきます。しかし、いたみなどを感じる感覚神経はダメージから回復できておらず、いたみだけ残ることがあります。
いたみの症状や程度は患者さんによって異なり、いたみは数か月から数年にわたることもあります。
(いたみの表現例)
- ヒリヒリするいたみ
- 焼けるようないたみ
- ズキンズキンするいたみ
- 締め付けるようないたみ
- えぐられるようないたみ
- 電気が走ったようないたみ
このほか、逆にいたみに対して鈍感になる場合もあります。
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2. ❷アロディニア(異痛症)
「いたい」と認識しない程度の弱い刺激、例えば患部にちょっと触れたり、風が吹いたりした場合でも、いたみとして感じてしまう状態を指した医学用語です。
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3. ❸痛覚過敏
帯状疱疹による炎症で感覚神経が継続して傷つけられた結果、感覚神経を伝わる侵害刺激の情報を受け取る脊髄後角が過敏化するなどして、侵害刺激を強く感じてしまう状態を指す医学用語です。
監修
春日部市立医療センター
ペインクリニック内科
主任部長
日本大学医学部
麻酔科学系麻酔科学分野
臨床教授
加藤 実 先生