糖尿病性神経障害の症状
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糖尿病性神経障害の症状と、
両足のいたみ

「糖尿病性神経障害」では、
- 1. ❶ 感覚神経の障害による
両足のしびれ、いたみ、異常感覚、 - 2. ❷ 自律神経の障害による立ちくらみ、
- 3. ❸ 運動神経の障害によるこむらがえり
などの症状がみられます
● 糖尿病性神経障害 主な症状
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1. ❶ 感覚神経の障害
- 両足の先や裏などがジンジン・ピリピリする
- 両足のしびれやいたみで眠れない
- 足に違和感がある
(足の裏に紙が一枚挟まっているような感じがする)など
症状は、徐々に両方の足先・足裏から膝へ、手先へと体の中心に向かって広がります。
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2. ❷ 自律神経の障害
- 立ちくらみ
- 便秘・下痢
- 発汗異常
- 排尿障害など
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3. ❸ 運動神経の障害
- こむらがえりが起こる
- つまづき
- 筋力低下
- 筋肉のいしゅく
(足の変形)など
糖尿病性神経障害では、足の外観も変化します。
- 小さな傷でもなかなか治らない
- 赤い、腫れている
- 皮膚が乾燥していたり、ひび割れしている など


「糖尿病性神経障害」は、
まず、両足のしびれ、いたみ、異常感覚など、足の症状から始まることが多いため、両足の状態を定期的にチェックすることが大切です
● 最初に起こる神経障害の症状(両足のいたみなど)に注意する
糖尿病性神経障害は、まず、両足の先や裏などのしびれやいたみ、異常感覚などの症状から始まることが多いとされています。

● しびれや異常感覚もいたみととらえる
しびれや異常感覚も、「いたみ」ととらえ、いたみと同様に治療が行われます。

● 早期発見・早期治療が重要である
足の症状を放置していると、重症化するおそれがあり、治りにくくなる可能性があります。
両足の状態を定期的にチェックして、早い段階で適切な治療を行うことが大切です。

気になる症状がある方は、
早めに主治医などにご相談ください。
監修
愛知医科大学医学部
内科学講座(糖尿病内科)
教授
神谷 英紀 先生